【ビジネスマン向】教養のための経済学 超ブックガイド 感想・レビュー

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経済について勉強したいけど、

どの本で勉強したらいいの?

難しそうな本ばっか・・

教養のための経済学 超ブックガイドでは、「経済を学んでみたい」初心者に、分野ごとに分かりやすい本を紹介してくれます!

経済学って聞くと

難しそうなイメージありますが、

本書を持っておくと

勉強の道筋が見えてきます。

完読した感想(分かったこと)は以下の通りです!

・「経済学」はどんなものかざっくり分かる

・経済分野ごとに参考になる本が分かる

 

おすすめ度3.0
読みやすさ3.0
読書時間の目安3時間
ジャンル経済学

 

経済学を野球に例えたり、

初心者になるべく分かりやすく

説明しようとしています。

しかし、経済学者の方

が書いているため、

少し専門用語が出てきて

読みづらく感じるかも

しれません。

それでも、経済学の入門書には

最適です!

教養のための経済学 超ブックガイド 対象読者

若手ビジネスマン

・経済学を学ぶ学生
・ビジネスパーソン

 

ビジネスパーソンは経済学を自身のビジネスに役立てることができるのでおすすめです!

ただ、一般的な経済学の本では、「研究の結果世の中はこうである」という内容が多く、ビジネスに活かすためには自分で「ではこう行動すれば有利だろう」と考える必要があります。

教養のための経済学 超ブックガイドには、良質な経済学の本が紹介してあるので、星の数ほどある書籍から自分の置かれた状況にあった経済学の本を探すよりも、効率的に自分に合う経済学の本を見つけることができます

※ただし、自分でどう行動すればよいか、などの答えは考える必要があります

教養のための経済学 超ブックガイド 著者

飯田 泰之さん、井上 智洋さん、松尾 匡さんの共著です。

他に8人もの経済学者や教授が執筆をしています。

これだけの経済学のプロが本書でおすすめする本は、本当に信頼できる本と言えるでしょう。

教養のための経済学 超ブックガイド 感想・分かったこと

経済学を学ぶメリット

経済学はビジネス時の会話や議論に「使えるツール」です。パレート改善やゼロサムゲームという言葉は、経済学以外でも知っていると便利です。

 

「パレート改善」
ある集団の誰の効用も悪化させずに、少なくとも一人の効用を改善すること。

「ゼロサムゲーム」
誰かが得すると、誰かが損する状態のこと。例えばドル円のような為替取引は、円が上がればドルは必ず下がるため、ゼロサムゲームである。

 

ちなみに株式投資はゼロサムゲームではありません!もちろん損をする可能性はあります。しかし、企業や国全体の経済が成長すれば、(長期的にみれば)企業や国に投資する人全員が儲けることができる可能性が高まります

 

でも株式投資は

怖いわ・・

 

株式投資が怖いと感じる方は多いでしょう。投資が怖いのは投資について知識がないからです。逆に言うと知識さえつければそこまでこわいものではないです。

「じゃあ勉強してみよう!」と思った方のために、初心者向けの株のおすすめ本をまとめましたので、まずどれか一冊読んでみてください♪

12のトピックから経済学を学べる

12のトピックとは、「景気」「雇用」「格差・貧困」「国際経済」「社会保障」「人口減少・高齢化」「地域経済」「環境問題」「先端技術」「データ・統計」「経済学史」「経済理論」です。

教養のための経済学 超ブックガイドでは、これらのトピックごとにおすすめ本を紹介しています。なので「景気を勉強したいならこの本」を読めばいい、と道筋を示してあるので勉強のスタートが切りやすくなります。

この記事では「雇用」と「先端技術と未来の経済」の2点を取り上げて解説します。

「雇用」の経済学

「私たちはなぜ働くのか」という原点から書かれており、特にこの章では「日本型雇用」の仕組みについて書かれているのがおもしろかったです。

欧米諸国では「ジョブ型」、日本では「メンバーシップ型」の雇用体系と、違いがあります。

ジョブ型とは、企業に存在する仕事を明確にし、それぞれの仕事に人を当てるやり方で、メンバーシップ型とは、人と仕事の結びつきを企業が自由に変えられるやり方です。

ジョブ型お仕事

ジョブ型は仕事に対して給料が決まりますが、メンバーシップ型は人を基準に給料が決まります。日本がメンバーシップ型なのは、日本の正社員は長期雇用(定年まで)で働く前提であり、入社から定年までの間で賃金が釣り合えばOK、という考え方があります。企業としても長期間人手を確保できるメリットがあります。

しかし、最近では日立のような大企業でもジョブ型雇用を採用するようになりました。コロナの影響で在宅勤務が当たり前になりつつある今、日本も「ジョブ型」の雇用が広まり、成果主義がどんどん浸透していくと言えるでしょう。

教養のための経済学 超ブックガイドでは、このようにトピックごとに数ページの解説があります。そして、解説では詳しく説明できない部分を勉強するときのおすすめ本をトピックごとに紹介しています。

例えば「ジョブ型」と「メンバーシップ型」の雇用の違いを詳しく知りたい時は、「若者と労働」を読んでくださいね、といった感じです。

「先端技術と未来の経済」の経済学

AI

このトピックでは、今後誰にも影響がある「AI」について書いてあります。

「AI仕事がなくなる」

なんて一度は聞いたことがあるかと思います。実際にアメリカの金融業ではAIによって人員が減らされています。オックスフォード大の論文では、今後10~20年の間に約50%の仕事がAIに取って変わられるという発表もされています。

さらに、AIの進化で失業だけでなく、格差が拡大するという主張も多いです。理由は、平均的な給料の仕事についている人がAIにより仕事を失い、体を動かす安い賃金の仕事に移動すると考えられるからです。

このようにAIはもはやすべての人が避けて通れないテーマなので、勉強する価値が高いでしょう。

入門 AIと金融の未来では、AIを使ったフィンテックについて学べます。最近は富裕層向けだった「ロボアドバイザー」という自動で資産運用をしてくれるサービスが、一般層に広がっています。他にも、保険の未来、ブロックチェーン、キャッシュレスなど盛りだくさんの内容になっているので、読んでおいて損はありません。

教養のための経済学 超ブックガイド まとめ

経済がよくわかっていない方に、経済分野ごとに分かりやすい本を紹介してくれる本です。

経済学を勉強したいけどどうすればよいか分からない、というときはまず本書を買いましょう!

もっと簡単な投資の本が読みたい!という方は、2020年の新書「三菱サラリーマンさん」の投資本はいかがでしょうか?

この本は三菱サラリーマンこと穂高 唯希さんが実際に30歳でセミリタイア(FIRE)できた投資法を紹介しています。しかも、ちゃんと実践すれば誰でもできる投資法なんです!

今の生き方に疑問を感じている人はぜひ本書を読んでください。「会社で働かなくてはならない」人生が、「会社で働くのも一つの選択肢」にする人生になるかも!?

レビュー記事はこちら!

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